日記
長野紀行 塩尻編

こんにちは。皆さんお元気ですか?

しかし、今年は暑いですね!

今日は陽射しは強いけれど東風なので、海からのひんやりとした風が心地よいです。

さて、韓国ソウル紀行が終わり、今回は長野紀行になります。

新しいお店が始まるまで、しておきたいこと、会っておきたい人、行っておきたいお店などあります。

今回は、塩尻→諏訪→原村→明野と巡ってきました。

それぞれの場所に目的、会いたい人があって、家族での旅となりました。

 

7月18日

早朝3時半に起きて、コーヒーを淹れて息子を起こしいざ長野へ。

前日に必要なものを用意してあったのですんなりと出発できた。

まだ夜が明ける前。

首都高はガラガラ。うちは渋滞が嫌いなので東京を超える時は必ず早朝。

せっかく首都高速代金払うんだから、スムースに運転したいので。

途中2回休憩して塩尻へ。

塩尻に行った目的は、小麦を栽培している中野さんという農家さんに会うため。

以前から、メールのやりとりで中野さんが育てたスペルト小麦、黒麦を購入していて、

そのやりとりの中で、いつか塩尻へ行きます!と。

今回、タイミングよく収穫したスペルト小麦(品種改良が行われてない小麦、古代小麦)の製粉作業を手伝えるとのことで、

明香と息子も誘い急遽この旅が決まりました。

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塩尻は千葉より涼しかった気がする。

けれど、中野さん曰く今年は暑すぎる!とのこと。

初めて会ったにもかかわらず、何度もお会いしたことがあるような人。

なんていうか、とにかく一人で有機栽培でしかも小麦を育てている人って、こういっちゃなんだけど

やっぱり変わってます。とにかく群れるのが苦手そう。そこは僕も似ています。

何事も自分の手でやらなきゃ気がすまないところも。

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収穫して乾燥させたスペルト小麦がずらり。

これがパンになります。なんとも不思議です。マジックです。

こちらが中野さん。

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中野さんちは築200年の古民家。

この蔵で小麦を製粉する作業をしました。

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こちらスペルト小麦。専用の機械を使ってまず殻とかゴミを綺麗に落とします。

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こちら製粉後の状態。

ふすま、全粒粉、と別れて製粉されます。

香りがとても強い!そして力強い!

本当は刈取りとか畑での作業も手伝いたかったけど、日中は暑くて出来ないよ!って。

明香も息子も一緒だったので午前中にてお別れ。

でもそんな短い時間の中でもいろいろと今の農業の話など聞けて良かった。

特に日本は、横へならえの国だから「農薬を撒きましょう」と、農協か農薬会社が決定すると、皆それをやる。

それに対して疑問も持たず。というか、農家さんは、農薬と農機具のローンを払うのが精一杯。

儲けなんてないよ!って。もちろん中野さんは農薬は使わないけれど、なんとなくニュアンスは伝わります。

話は変わるけれど、僕の友人たけちゃん(おいもやたけちゃん)も「農薬なんて使うわけないよ〜!」。

よくお店に来てくれる、ゆうちゃんファームもそう。あいよ農場も。さいのねさんも。

農薬を使う、使わないの別れ目ってなんなんだろう?

よくよく考えるとパンも同じですね。

結局のところ大量生産しなきゃ儲けが出ない。そうするとパンの場合は何日も保存が効くようにしよう!

(そりゃそうですよね、大量生産して2、3日しかもたなかったら大量廃棄になりますから)

よし!保存料を入れよう。見栄えがよくなるように着色料も入れよう。

もういっそのこと工場で流れ作業で作ろう!

と、まぁざっとこういう感じでコンビニのパンとかは作られています。

使っている薬はだいぶはしょったけれど、かなり強い薬も入っています。

そうでないと、カビが生えないパンってありえない。

薬を使うって選択した人は、主に利益に取り憑かれてると思います。

ようは儲かれば何でもいい。パンでも、野菜でも、なんでも。

人間の身体への影響とか、地球環境への影響とか論外。

中野さんは別れ際に、

「とにかく一粒一粒無駄なく大切に使ってほしい。多少失敗しても捨てないで、

何か他に利用できないか?そこからまた新しいものが生まれるかも知れないし。」

その言葉を聞いて、帰ってからパンを焼く時、酵母をかけ継ぎする時、小麦に触れる時、

軽トラの中で暑い中、中野さんと交わした言葉、小麦の香り、塩尻の緑の景色がふと蘇っては気を引き締めて。

実際に中野さんと会えて良かったです。今度は千葉に来てくれることになりました。

そうやって交流が生まれて人と繋がって、またそこに新たな流れが出来たり。

やっぱり旅は楽しいです。

次回は諏訪編を書きますね!

塩尻へ向かう車中で聴いていた曲です。



キィくんが深夜食堂の映画に出演していて、それがきっかけでハマって!

サントラまで買っちゃいました。

長野ではこのサントラをずっと聴いてた気がします。

 

 

 

 


2018/07/30 | その他 |
韓国ソウル紀行最終回。

こんにちは。いよいよソウル紀行も最終回となります。

6月20日 ソウル2日目。

朝は久々にのんびりと起床。

地下鉄に揺られ  TARTINEへ。

朝の時間を優雅に過ごす。クロワッサンとコーヒーと共に。

ここは、パンを並べる棚の後ろに大きなデッキオーブンが設置されていて、

その隣に発酵器があります。なので、焼成時にはベイカーが来てマットにパンを並べたり、

クープを入れたりと作業が丸見えなんです。僕にとっては見ているだけで飽きない。

ほほーん、そうやるんか〜!とか、やっぱり二人で作業すると量が焼けるな〜!とか、

学べました。そうして焼きあがったパンを次々と販売スタッフが並べていきます。

パン好きならワクワクする光景ですね。

翌日は帰国する前にパンを買って帰るつもりだったので、だいたい何時頃にどの種類が焼きあがるかをチェック。

スタッフは皆若い!常時10人はいます。ホール、ドリンク、ベイカー。

僕が以前に働いていた銀座のカフェとシステムは似ている。

米国の TARTINEが直接経営してるんじゃなく、韓国の企業が間に入ってると思う。

常に、少し年配のおじさんがいて新メニューのチェックやら、お客さんの様子やらを伺ってた。

ギャルソンのTシャツを来ていて、小洒落てました。

このおじさんは3日間ともいました。

こういう上役がいるとスタッフは常に緊張してそう、と思いきや日本ほど堅苦しそうではなく、

若いスタッフは案外気にせずのびのびと働いていました。

あと、スタッフ同士のチームワークが良い!

翌日はランチ時に行ったのですが、激混みの中きびきびと連携プレーが炸裂。

特に男性のスタッフ同士の信頼感というか、徴兵制があるからなのか、ガタイも良いし見ていてなんだか頼もしいんです。

この日は、昼からLeeum美術館に。

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東京の木場に住んでいた頃、近くに現代美術館があってよく行ったのを思い出す。

グッズを見てるだけでも楽しいですね。

ここ Leeum美術館は、古典作品と現代作品、両方すごい数が揃っています。

古典のコーナーでは少し韓国の歴史について触れました。

現代のコーナーでは、バスキアの作品を見ることが出来ました!かなり感動。

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そしてホテルに戻り、少し昼寝。

が、しかし!なんせ外が騒がしいったらありゃしないので、夕方前に散歩。

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奥に見えますのがソウルタワーでございます。

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お気に入りの一枚。

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丸の内と築地と上野と銀座を全部歩いて回れる感じの街。

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高層ビル越しに見える山々は、日本とは少し雰囲気が違った。

でも、緑が見えると落ち着く。

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そしてクタクタに歩き疲れた後に、明香が調べてくれた冷麺屋さんへ。

明洞咸興麺屋。ここは本当に美味しかった!

もともと韓国料理の好きな僕にとって(コウ ケンテツの本も持っています!)

やっと韓国料理にありつけた瞬間。

正直、韓国に来てるのにまたパンか〜?って。でも仕方ない!と言い聞かせながらも、

この日は絶対冷麺!と決めてました。

何が美味しいって、このビールの奥にある湯のみに牛骨で煮込んだスープが!

最初は、おっ!白湯?お茶?飲んでみると、あっさりしてるけど、しっかりとコクがあり。

これだけでご飯たべれるわ!って。餃子も手作りでかんなり美味しかった!

冷麺もサッパリとしていて、好みでキムチを入れたりして食べました。

ここのスタッフっていうかオモニはドシっとしていて、混みあってきてもクールに対応。

こういうのもすごく勉強になります。

ジャンルは違えど、どのお店に行っても必ず学べる所があります。国内外問わず。

6月21日

さてさて最終日。

朝はホテルのコンビニでヨーグルト。

昼前に TARTINEに到着。

こうも毎日通ってると通勤してる感覚。

さすがにスタッフも覚えてくれて、今日も来たの?どう?気に入った?と。

それで僕のつたない英語で、日本から来て、千葉に住んでいて新しくカフェをオープンするから勉強しに来た!

って言ったら、いろいろと説明してくれてとても優しかった。

実はこの子(女の子です)3日間ともいて、最初はちょっと性格がキツそうというか、接客には向いてないんじゃないかな?

って勝手に思ってて(本当にごめんなさい)。やっぱり人は見た目で判断してはいけないですね。

ベイカーは朝の6時頃から出勤するよ!とか、ジュースにつかう果物は全て手で仕込んでるよ!とか、

とにかく忙しいランチ時なのに話してくれて嬉しかった。

京都、奈良にも来たことがあるらしくって、僕は三重県生まれなんだ!って伝えると三重県も知ってて盛り上がった。

そして、カントリーブレッドを購入して TARTINE   SEOULよ!さらば!

今振り返ると、味、お店の雰囲気、パン、そのどれよりもこのスタッフが話してくれた事が一番嬉しかった。

最近良く思うのだけれど、人間は、人間にしか癒されない何かがあると思う。

いくら大自然にずっといて静かで癒されるって思っても、やっぱり都会の人の多さの喧騒でも癒される部分ってあると思う。

僕はそういう目には見えないけれど、心にはしっかりと伝わって残っていく何かを大切にしたいし、

meleはそういうエネルギーの循環する場でありたいと思う。それが今の現代社会に役立つかどうかは別として、

一人、一人にしっかりと伝われば、それで十分です。

最後に、ソウルで最も心に残った話しを。

そう、 最終日 TARTINEでパンを買って一旦ホテルに戻る際にいつもとは違う地下鉄の出口から出てしまい、

一瞬迷ったもののソウルタワーの位置を確認して居場所がわかりスタスタ歩く。

そしたらふと立ち止まって、横を向くと汗だくで一人のオモニが屋台というか小さな、本当に小さな路面店で

一人で一生懸命に蒸しパンと、何かの揚げ物を作っては売っていたのです。

直感でここで、蒸しパン買わねば!と思い購入、日本円で100円くらいでした。

それで帰国して翌朝、早速 TARTINEのパンを食べては、研究、探求。

で、そうや蒸しパン忘れてた!と思って、明香と息子と食べ始めると、息子が「美味しいね〜!」って。

それで何かがカチッとハマったというか。

本当にソウルに行ってよかったと。

TARTINEは海外から進出しているだけあって、設備、人件費、材料費などなど相当資金が回ってると思います。

そして500円以下の商品は無かったです。

かたや、蒸しパンのオモニは一人で、汗だくで歯をくいしばって、お店を経営している。

一個100円の蒸しパン。

一体、ものの価値って何なんだ?と。

どっちが正しいとかじゃなくて、どう響かせるか!?

子供は本当に素直だから、一発でオモニのエネルギーが伝わったんだと思う。

特に僕は母子家庭で育ったから、母親の働く姿を見てきたので、よけいにグッとくる何かがあったんだと思う。

この旅と通じて、一人の人間の持つ可能性というか、一人の生き方が世界全体に波紋として響いていく。

自分は何をどう響かせたいか?また新たに掘り下げて、見つめて、歯をくいしばっていかねば!と思いました。



またまたサントラです。

ロイヤルテネンバウムス。

イテウォンの炎天下の中、久しぶりにイヤホンで爆音で聴いた CLASHは爽快でした。

そういえばジョー ストラマーのライヴを観た時も暑かったな〜!

たまには、ライヴもいいですね。

 

 


2018/07/17 | その他 |
韓国ソウル紀行その2

こんんちは!いや〜!それにしても暑いですね!

今は14時30分、白子町ではこれくらいの時間になると海からの

ひんやりとした風が心地よく、蚊が出はじめる夕方迄は軒下で過ごしています。

 

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こんな感じです。簾は日本ならではの、見た目にも涼しげで最高です。

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息子が昼寝から起きてきたら、毎日ここでかき氷を食べます。

夏の思い出。もうすぐ夏休み、みなさん涼みにいらしてください。

さてさて、メモを見ながら思い出してはソウル紀行その2を書きます〜。

6月19日

さて、前回はイテウォンとう街に到着して、いよいよ TARTINEへ!ってところ迄でしたね。

そうそう迷いに迷って、汗だく(千葉は梅雨寒だったけど、ソウルは夏でした)でやっと念願の  TARTINEに到着。

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15時頃、おやつとお茶の時間に着きました。

ホテルに着いて直ぐに向かったので、お昼がまだでまずはサンドイッチでも。

チャパタ風なパンに、コリアンサンド的なの。

キュウリ、人参、牛肉、青唐辛子、パクチーバジルペースト。

これは初めての味で、このあと3日間 TARTINEに通うのですがその中で一番美味しかった!

写真はないのですが、まずびっくりしたのが大きさ!これがアメリカンサイズか!?ってくらい大きいんです。

ハーフで下さい!って言ったらハーフは無理です!って。

なので、ハーフをイートイン。残りはテイクアウト。

テイクアウトしたのもホテルでビールとじっくり味わって。味の研究、探求。

で、カプチーノとエクレア。カプチーノは残念ながらサンドイッチの青唐辛子が効いていて、

あまり味が分からず。とにかくピリッと辛い!

エクレアは、これもアメリカンテイストか!?ってくらい、とにかく甘かったです。

量も、 meleのエクレアのサイズの倍近くありました。

これみんな普通に一個食べれるんかな?とか、日本人の味覚の繊細さとか、バランス感覚って素晴らしいな、とか。

いつもどおりに日本にいたら分からない、外から見た日本の良さを確認できました。

ソウルに着いた初日だったので、とにかく観察。

どういう世代のお客さんが来るのだろう?

お客さんの動線は?

スタッフの動きは?

席数は?音楽は?

などなど。

何かをじっと見るって、普段はやらなきゃいけないことが多くてなかなか出来ない。

けどこうやって、勉強しに来てじっくりと見ていると本当に飲食店、中でもカフェの役割って面白いな〜って。

とにかく TARTINEはオープンして半年、まだまだ勢いのあるお店です。

おやつ、お茶の時間帯にもどんどんとお客さんがやってきます。

コーヒーお代わりして、見張ってました(笑)

前回、旅行会社の方からこの地区は、日本で言う所の麻布、六本木ですよ〜って意味が良くわかりました。

まず、みんなバーンって感じで高級車を入り口に、そしたら駐車係の人に鍵を渡してその辺のあいてるとこに駐車。

で、パンを紙袋2個とか3個とかどんどんどん!って感じで買っていきます。

ちょっとセレブリティな、でも若い方が多かった。

もちろん、いろんな世代の方もいて、歩いてくる人もいたけれど。

圧倒的に、高級車、バーン、大人買い、てパターンが多かった。

うちみたいな、錆びてて海の潮っけがある車は一台も来なかった。

この地区、少し歩いて裏道を行けばかなりここは大丈夫かな?ってとこもあるんです。

かたや、高級車でバーン!ですから、なんていうかそのどっちが現実なのか?

どっちも現実なんだけど、なんだかそのバランスがうまくつかめなくて。

やっと TARTINEに来れた嬉しさもあるけど、少し垣間見た貧富の差に、いきなりフックを喰らったというか。

ホテル迄の帰り道も、ソウルは至るところに屋台があるので炎天下の中、トッポギを売っているオモニ(お母さん)を

見ると、グッとくるものがありました。

次回はその辺りをもっと突っ込んで書きたいと思います。

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滞在していた明洞のホテル。

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明洞は東京で言う所の渋谷、新宿みたいなところですよ〜って。

ほんまかいな?って思ってたけど、それを上回る賑わいっぷり。ホテルを一歩出ればこの人混みでした。

最初は、まじかよ!って。でもおかげで、歩き回って(ホテルにいると23時頃までずっと周りがうるさかったので)、

いろんなところへ行きました。

もっと書きたいのですが、そろそろ息子が昼寝から起きるのでこの辺りで。

また近々その3を書きます。



ソウルの地下鉄ではなぜか、映画のサントラばかり聴いてました。

大好きな映画。

サントラも素晴らしいです。

また今後、日本で聴きたくなって聴いたらきっとソウルを思い出す。

音楽と記憶のセット。

これもまた旅をしたくなる要素の一つです。

 

 

 


2018/07/16 | その他 |